知らないと怖いラシックスの副作用。飲み方を間違えると危険!

ダイエットのためにラシックスを服用する女性も多いのですが、実はその行為が体調を崩す原因になってしまう可能性が…。

気になるむくみに効く利尿剤はとても便利ではあるものの、服用方法を誤ると副作用のリスクが高まってしまいます
安全なむくみケアのためには正しい飲み方を理解することが大切です。

知っておきたいラシックスの副作用

ラシックスの副作用
利尿作用が強いことからむくみ改善に最適なラシックスには、注意しなければいけない副作用があります。

<ラシックス(フロセミド)の主な副作用>
頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、食欲不振、脱水、めまい、ふらつき、血圧低下 など

これらはラシックスの利尿作用・降圧作用によってもたらされる症状です。
用量を守ることで副作用はある程度抑えられますが、持病や体質によっては重篤な副作用が出てしまう恐れがあります。

意識の低下歯茎からの出血など、明らかな異常が見られた場合はすぐに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。

低カリウム血症を起こしやすい

ラシックスの主成分であるフロセミドは、尿細管で水分やカリウムの再吸収を抑制する効果を持っています。
その結果尿量が増えて余分な水分が排出されるのですが、気を付けたいのはカリウムの不足です。

カリウムは電解質の1つで、ナトリウムと一定のバランスを保ちながら神経伝達や血圧などを支えています。
本来であれば尿細管で再吸収されるためバランスが崩れることはありませんが、ラシックスを服用することで血中のカリウムが不足してしまうのです。

この状態を低カリウム血症と言い、痙攣や筋力の低下などが起こりやすくなります。

併用してはいけない医薬品に注目!

ラシックスの併用禁忌・併用注意薬
ラシックスとの併用が禁止されているのはデスモプレシン酢酸塩水和物という医薬品のみ。これは男性の夜尿症の治療薬です。

しかし併用は認められているものの、注意が必要な医薬品は20種類近くあります。

【ラシックスの併用注意薬】
昇圧アミン、ツボクラリン、β−遮断剤、ACE阻害剤、アミノグリコシド系抗生物質、シスプラチン、ジギタリス剤、糖質副腎皮質ホルモン剤、糖尿病用剤、SGLT2阻害剤、リチウム(炭酸リチウム)、サリチル酸誘導体、非ステロイド性消炎鎮痛剤、尿酸排泄促進剤、カルバマゼピン、強心剤、シクロスポリン、V2-受容体拮抗剤 など

ほとんどが血管障害や心臓病、腎臓病などの治療薬です。ラシックスの効果を増幅させ、重度の脱水や血圧低下を招く恐れがあります。

ラシックスを服用している場合はその旨を医師に伝えましょう。

ラシックスは正しい方法で飲みましょう

ラシックスを安全に飲む
病気によるむくみを治療する場合、1日最大で40~80mgまでのラシックスの服用が可能です。
しかし水分の摂りすぎや生理前などのむくみであれば、低用量であっても効果が得られます

ラシックスには10mg錠・20mg錠・40mg錠・80mg錠がありますが、初めて服用する際は低用量のものを選択するのがおすすめです。

服用後は水分補給を忘れずに

ラシックスの服用によって多くの水分が尿として排出されますが、その結果脱水症状を起こしてしまう可能性があります。

水分は体に必要不可欠なものなので、不足することがないよう水分補給はしっかり行わなければいけません

ただ、アルコールを摂ると多くの尿が出て脱水を起こしやすくなるため、お酒による水分補給は避けるべきです。
低カリウム血症を防ぐためにも、スポーツドリンク等を飲むといいでしょう

ダイエット目的での常用は危険

体の余分な水分がなくなればむくみは解消され、パンパンになっている手足や顔もほっそりします。
しかし利尿剤には痩身効果はまったくありません

国内では医師の指示の下で処方される利尿剤。ダイエットのために処方してもらうことは不可能です。

痩せるためにラシックスを毎日服用する行為はとても危険です。脱水や低カリウム血症などのリスクは決して低くありません。
自己判断で用法・用量を守らず服用することは絶対にやめましょう